Tibet : Cry of the Snow Lion
The Snow Lion is a mythic beast of Tibetan Legend.
As a protector of the nation, the Snow Lion is emblazoned on the Tibetan Flag.
Today the Tibetan Flag is outlawed in its homeland.
The Snow Lion is a mythic beast of Tibetan Legend.
As a protector of the nation, the Snow Lion is emblazoned on the Tibetan Flag.
Today the Tibetan Flag is outlawed in its homeland.
いや、久しぶりに見たらやっぱり凄い。Behind the Sceneもどうぞ。
ディレクターのクリス・カニンガムは天才ですな。
非常に良くできたサイコ・スリラー。ジョン・キューザック、レイ・リオッタといった個性派俳優が出演しています。いわゆる、どんでん返しが都合2回。最後まで緊張感が途切れない素晴らしい脚本です。これからご覧になる方のSpoilerとならないために、注意深くあらすじを紹介しなければなりません。
Amazon.co.jpの作品紹介によると...
大雨で閉ざされたモーテルに、行き場を失った11人の男女が居合わせる。そこで起こる連続殺人。生存者たちは疑心暗鬼になりながらも、自分たちに奇妙な「共通点」があることに気づく。それは偶然ではなく、誰かの企みなのか? 予想もできない結末が彼らを待っていた。
全編がほとんど雨の降る夜のシーン。ライティングによって自在に表情を変える水は、時に美しく、不気味で、なまめかしい。個性的なキャストが、緻密な脚本の世界を存分に盛り上げていきます。先入観をあまり持たずに、物語の世界に没入してみましょう。
Link: Sony Pictures - IDENTITY.
Link: Identity (IMDb).
原作・監督・脚本・編集と一人四役をこなした石井克人作品。2004年カンヌ国際映画祭 監督週間オープニング上映作品に選ばれた本作。審査委員長のタランティーノと石井監督はお友達ですもんね。日本の美しい風景を描きたいという監督の意気込みどおり、のどかな田園風景を背景として、ほのぼのした家族の物語がゆっくりと進んでいきます。リトルテンポのサントラも良い感じ。アンビエントなダブ・サウンドが映画の雰囲気にぴったりマッチしてます。
我修院達也、手塚理美、三浦友和、浅野忠信など、俳優陣も個性的な面々が顔を揃えています。和久井映見のナレーションもとても良い雰囲気です。CGやアニメなどをふんだんに盛り込んだシュールな絵作りは、石井監督の真骨頂。しかし、ほんわかとした暖かな気持ちがきっちり最後に残る、不思議な肌触りの映画です。
Link: 「茶の味」オフィシャルサイト.
Link: 「茶の味」カンヌ日記.
Link: TSUTAYA online / 「茶の味」スペシャルサイト.
Link: Cha no aji (IMDb).
Link: はてなダイアリー - 石井克人.
Link: Grasshoppa!.
前作に引き続き、"無間道"三部作の二作目を鑑賞。事前の期待を裏切らないホントに素晴らしい作品です。香港映画に対する従来の印象を払拭するくらい緻密に作られたドラマです。1作目より断然深みを増しています。4/16 公開の、シリーズ最終作が今からとても楽しみです。
本作の舞台は、1作目から時間を遡り登場人物達の過去の物語を丁寧に描写していきます。因果応報の「応報」の部分が1作目だったとすると、「因果」の部分に相当します。その意味で言うと、1作目から、あまり時間を空けずに見たのは正解でした。数々の伏線の裏側が、だんだんと明らかになっていきます。
丁寧な人物描写を伴ったドラマ運びのため、脇を固める登場人物の魅力が俄然、際立ってきています。マフィアの親分だった父を殺されて跡を継いだハウ(フランシス・ン)、サム(エリック・ツァン)とマリー(カリーナ・ラウ)、前作で主人公の二人の若い時代の回想シーンを演じたエディソン・チャン、ショーン・ユーは今回は、ほぼ主演級の働きをしています。
クレジットの中に、ウォン・カーウァイ監督作品の撮影でお馴染のChristopher Doyleを発見、Visual consultantだそうです。なるほど、言われてみればそこはかとなく共通点も見つけられそうな...。
Link: インファナル・アフェア:: OFFICIAL SITE.
Link: Wu jian dao 2 (IMDb).
Link: allcinema.net インファナル・アフェア 無間序曲.
Link: 無間道 III 終極無間官方網站 Infernal Affairs III Official Website.
香港ノアール3部作のシリーズ第1作。今年のゴールデンウィークにシリーズ最終となる3作目が公開予定なので急いでシリーズの復習をしましょう。テンポの良い現代風の絵作りの雰囲気としては「踊る大捜査線」の香港版といった趣。パクリっぽいのは演出の細部(警察署内の雰囲気、組織内の人間関係の機微、PC画面のイメージを多用するところ等々)だけで、脚本はオリジナリティがあって、すごく良くできています。香港を代表するスター、トニー・レオン、アンディ・ラウ、ケリー・チャンが出演している他、若手のエディソン・チャン、ショーン・ユーといったイケてる男優さん達も、いい存在感で活躍しています。(キャストはこちら)
マフィアに潜入した捜査官(トニー)と警察に潜入したマフィア(アンディ)。二人は、それぞれ属する組織の中で長い時間をかけて虚構の人格を演じ、周囲の信頼を勝ち得ていくが、スパイとしての本来の役割を果たせば周囲の信頼を裏切ることとなる。自分自身で演出し相対的に定義したアイデンティティ(現在)と、本当の自分(過去とのつながり)との間で葛藤が生じる。一方は、本来の自分を堅持し正義を貫こうとし、他方は、本来の自分を捨て去ることによって”善なる人生"を取り戻そうとする。過去の決断の因果により二人の運命は、本人の意志とは無関係に動き出し、新たな決断を迫ることとなる。
シリーズ第1作にふさわしく、ストーリーの随所に伏線となるシーンがちりばめられている。次作以降の展開を期待させる仕上がりです。既にDVD化されている第2作「インファナル・アフェアII / 無間序曲」は、本作から時間を遡る構成となっている模様。既に結論が分かっている物語を、どのように見せるのか? とても楽しみです。
Link: インファナル・アフェア:: OFFICIAL SITE.
Link: Wu jian dao (IMDb).
Link: 無間道 III 終極無間官方網站 Infernal Affairs III Official Website.
キャメロン・ディアス主演の典型的なガールズ・ムービー。ただし、すっごくお下劣なのでボーイ・フレンドと見るには向かないかも。コレクターズ・エディションでは、公開時にカットされたというミュージカル風のダンス・シーンが追加されていますが、まさしくそこが問題です。呆れるくらいのお馬鹿さ全開で、キャメロンのお尻 "ブンブン" ダンスも健在です。僕自身は若干引き気味ながらも、クスクス笑ってしまいました。
脚本は、Nancy M. Pimental。本作の前には、"サウスパーク"にスタッフとして関わっていたという女性です。メイキング映像などを見る限り、劇中の登場人物達とイメージがかぶる雰囲気の人ですね。いわゆる等身大のリアリティーを感じさせる脚本です。女性同士の友情物語と読めなくもないストーリーですので、気の置けないお友達と気楽に見るのが良いかもしれませんね。
Link: クリスティーナの好きなコト(Sony Pictures Entertainment Japan).
Link: The Sweetest Thing (IMDb).
どんなコンテキストでこの映画を見ることになったのか...?、忘れちゃった。多分、"ハイ・フィディリティ"の出演者つながりと思われます。あんまり期待してなかったのにそこそこ楽しめました。豪華なキャスティングで、女王ジュリア・ロバーツとキャサリン・ゼダ・ジョーンズが姉妹役(実際には、ジュリアのが二つ年上なのに妹役なのね)、ジョン・キューザック(キャサリンとは"ハイ・フィディリティ" でも共演)はとても芸風が広いですね。
敏腕プロモーター役で出演して脚本も手がけるビリー・クリスタルは、Commodore Recordsの創設者であるMilt Gabler を叔父に持ち、父親もコンサートプロモーター。ベビーシッターの一人がビリー・ホリデイで、彼の二人の娘も女優として活躍中という生粋の業界一家のご出身。そういった意味では、この映画も離婚危機にある芸能人カップルのエピソードを新作映画のPRの日常を舞台に描くという、業界の裏側を映画にしてしまうあざとい手法をとっていますが、どの登場人物もいかにも実在していそうなリアリティを感じさせることに成功しています。
実際に、米国のタモリことラリー・キングやローカルTVの映画評論家達が本人役で出演していて、米国で彼らが登場するテレビ番組に親しんでいる人たちには、一種のメタ・フィクションとしての複雑な面白みを提供しているに違いありません。
しかし、業界の内幕をさらけ出してなおかつ、ファンタジーがファンタジーとして機能する本作というのは、オーディエンスがファンタジー(ショービジネス)の裏側のルールを知り尽くしている前提で作品を提示する。ある意味で、すごくポストモダン的なラブコメ作品かもしれませんね...。
Link: America's Sweethearts (IMDb).
いや、痛快です。久しぶりに大受けしてしまいました。オープニングから、エンドのロールの最後まで笑いっぱなし。ホントに、お腹がねじれそう。"ハイ・フィディリティー" でも突出したキャラクターを発揮していた、ジャック・ブラック(彼は、Tenacious Dというバンドの実際のメンバーでもある)の主演のコメディ映画。
うだつの上がらないロックミュージシャンのDewey(ジャック)が、金のために身分を偽って代用教員として私立小学校のに潜り込みます。生徒と一緒にバンド・コンテストにチャレンジして優勝賞金を獲得するために、最初は子供たちを利用していたDeweyですが、子供たちにロックを教えているうちに、自分自身も忘れていた何かを思い出して...。と、そこから先の展開はとてもありがちなプロットなのですが、ジャック・ブラックの個性と、生徒役の子供たちの初々しい熱演とがとても良いコンビネーションで最後の最後まで楽しめます。子供たちのステージでの熱演ぶりも微笑ましくて、例えあなたが窪塚君じゃなくてもピースな気分になるはずです。
クラッシック・ロックが好きな人なら、文句なし存分に楽しめる映画だと思います。あんまりロックに詳しくない人でも、この際ですからサウンドトラックをロックの世界の入門ガイドにしながら予習をして、ご覧になると面白さ倍増だと思います。
Link: School of Rock.
Link: スクール・オブ・ロック.
Link: School of Rock (IMDb).
チャン・イーモウ監督作品、昨年公開時にロードショーを見損ねたのでDVDでチェック。失敗、これは絶対に映画館で見るべきでした。とにかく映像が綺麗。「HERO」につづいて、コスチュームを担当したワダエミさんの色彩感覚が、美術だけでなく映画全体の雰囲気をグイグイ引っ張っている印象です。雄大な自然の中のロケーションの中にあっても、背景と人物がまるで1枚の絵画のように調和しています。
9世紀中頃の中国、唐朝の末期を舞台にしたドラマ。反政府勢力「飛刀門」とそれらを取り締まる捕吏たちは、謀略に対する謀略に翻弄されながらも悲恋の運命に巻き込まれていきます。チャン・ツィイー、アンディ・ラウ、金城武とアジアを代表するスター達の共演。その中でもやはり、盲目の踊り子「小妹」を演じたチャン・ツィイーがとても良いです。11歳から6年間中国の民族舞踊を学んでいたというバックグランドを活かした、遊廓の舞踏シーンは圧巻。これだけのためにも、十分観る価値あります。
Link: LOVERS (Warner Bros.).
Link: Amazon.co.jp: DVD: LOVERS .
Link: Shi mian mai fu (2004).
Link: T.Kanno's blog: 英雄 / HERO(2002).
Link: The New York Times | A Star Rises in the East. Slide Showも必見です。
Foolish Fool
Chaka Kahn: Funk This
チャカ・カーンのアルバム、久しぶりのオリジナルアルバムのリリースのようですが、ハイ・トーン・ボーカルは衰え知らずで迫力満点。ジャム&ルイスがプロデュースを担当してますが、70'sのソウル・ファンクの雰囲気が色濃くて、彼女にとっては原点回帰っぽい作風か。プリンス“Sign 'O' The Times”、ジミ・ヘンドリックス“Castles Made Of Sand”など、カバー曲もよくフィットしております。
Thievery Corporation: Versions
Washington DCをベースに活躍するベテランDJユニット Thievery Corpのリミックス集、2006年リリース。Sultan Khan、The Doors からAstrud Gilberto を経て Sarah McLachlan まで、いったいどんな仕事選びの基準ですかってくらい、幅広い音楽を彼ら流儀で Dub で Downtempo で Chillout でありつつ、エキサイティングなTrip-Hop に換骨奪胎する逞しさは実力の賜物か。こっち方面としては久々のお気に入り。
Grace Kelly
MIKA: Life in Cartoon Motion
レバノン出身のロンドンをベースに活躍する男性シンガーMIKAのデビューアルバム。“Grace Kelly”は英国を中心に欧州各国ではかなり大ヒットした模様。音域の広さも、オペラの経験があったりするバックグラウンドも含めて、確かにフレディの再来を感じさせるのですが、アルバムで表現されているポップセンスの引き出しの豊かさは、単なるフォロワーとは異なる可能性を感じます。最近のUKポップシーンは、タレントぞろいで豊作ですね。
Welcome To The Black Parade
My Chemical Romance: The Black Parade
なんとなくティーン向けのバンドっぽいチャラチャラした印象があったので、何気にスルーしていたMy Chemiですが、この1枚は往年のロック名盤のようにキッチリとしたコンセプトアルバムです。雰囲気的にはQUEENがZiggy Stardustを演奏した感じなんていったら褒めすぎかしら。いずれにしろ子供たちだけのお楽しみにしておくのはもったいない感じ。
歌詞はけっこうドスンと暗いので、ドライブ向きな雰囲気では無いですけど、大音量で楽しむとロックな気分が満喫できますぜ。
Morning Child
4hero: Play with the changes
UKクラブシーンのベテラン4heroのなんと6年ぶりの新作。長いブランクを全く感じさせないのは、それぞれのプロジェクトで一線で活躍を続けていたからかも。変わらない4hero節はホントに素晴らしいく、豪華で多彩なゲストボーカル陣、流麗なストリングス・アレンジ、ジャズっぽくシンコペーションするサイドシンバルなど、華やかで盛り上がっちゃう要素が満載です。
高山 文彦: エレクトラ―中上健次の生涯
中上健次の評伝。作家と編集者の関係性を軸にしながら、作家自身の複雑な背景と作品とのコンテキストを明らかにしていく。10代の頃に、ただただ圧倒されて読んだ中上作品の背景を知り、改めて「岬」や「枯木灘」などを読み返してみると、そのコンテンツとしての印象も、より深く重いものになったと思う。
ジョン・アーヴィング: また会う日まで 上
いや、長ーい。ある種の忍耐力を試されるような長さ。幼少期~少年期~青年期のスピード感の変化は、実際の人の記憶とシンクロしているような、紙幅の使い方。実は、計算された演出のうちの一つなんだよね、ということが読後にわかります。やるな老作家。だからこそ、下巻まで頑張って通読しましょうぜ。個人的には、アーヴィングの本の中では、ガープ以降で最も好き。なんか、真実の多面性と親子関係の奥深さについて改めて考えさせられます。よって、子供はある程度大人になるまで読んじゃダメ、絶対。
デイヴィット ハルバースタム: ファイアハウス
September 11で犠牲になった消防士のお話。通俗的なお涙頂戴のお話にならないのは、デイヴィット ハルバースタムの“事実をして語らしむ”手法があるから。日常の何の気ないエピソードの連続から、特殊な共同体としてのNYの消防署の生活の様が語られます。そこにある、温かな日常、家族や仲間との親しい交わりは、職業としてチームとしてなんら飾りや偽りのない関係性を求められていた彼らとしては当然あるべき姿だったのかもしれません。
彼らの多くがアイルランド系のカトリックという背景については、そもそも、この本を読んでみるきっかけとなった映画“Ladder 49”にも重要な伏線として出てきますが、元々が移民からなる米国の多層的な社会を理解するには、正直もう少し時間がかかりそうです。
福岡 伸一: 生物と無生物のあいだ
著者の福岡伸一氏は分子生物学者。ワトソンとクリックによるDNAの二重らせん構造の発見以来、分子生物学の進化はめまぐるしい。それらの流れを追体験しながら動的平衡論にたどり着く頃には、生命の本質に対する謎解きに自身も参加しているような気分になる。
海外の研究機関の研究者としての日常や、最先端の研究成果を巡る世界の研究者との競争を巡る心理もキッチリと描かれミステリー小説を読んでいるかのようです。生命と自然に対する畏敬の念が現れた、エピローグも素晴らしい。
佐藤 賢一: 英仏百年戦争
14世紀から15世紀にかけての英仏百年戦争は、二国間の争いというよりフランスの内戦としての意味合いで語るべきだ、という認識の土台に立って、黒太子エドワードやジャンヌ・ダルクなどの時代を語る。西洋歴史小説の名手が書き手ということもあって、ヨーロッパ史に詳しくない方でも楽しめる内容かと思われます。
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